2018/09/14 弁護士のひとりごと
弁護士、ハイラルへ行く-満州里で真っ青
1 8月13日
この日がハイラル・満州里滞在最後の日。
午後5時35分発の飛行機で北京へ向かう予定(到着時間は午後8時20分の予定)。
久しぶりにバスタブ付きの五つ星ホテルに泊まれる!!・・・と心なしか浮き浮きしておりました。
2 満州里は小さな街なのに、時間はたっぷりあります。
朝、ゆっくりした時間に白さんと待ち合わせて、満州里駅へ行ったり。
満鉄時代の建物を訪ねたり。
旧満鉄社宅。レストランになっていたり、人が住んでいたり。
満鉄倶楽部は工事中。
旧小学校も改装中。
昔の給水塔
監獄跡
白さんはよく食べます。屋台のお姉さんは一日1万円くらい売り上げる、と誇らしげに言っていました。
だらだら時間を使っています。
3 お昼ご飯は、2日連続で晩ご飯を食べたレストランの並びにあったレストラン。
父は初めて食べた牛肉麺が気に入ったようです。
4 午後は、数年前に立てられた丘の上の教会へ
遠目には立派ですが、既にレンガがはがれていたり、窓が割れていたり。
せっかく建てた建物を何故大切にしないのだろう?
景色は素敵です。正面をまっすぐ行くと、モンゴル共和国、右へ行くとロシアです。
5 満州里で真っ青
満州里の空港はそんなに大きな空港ではないそうです。4時過ぎに着けば十分だとか。
まだまだ時間があるので、シャングリラホテル近くの湖へ。
20元で占いをしてくれるお爺さんがいたので、暇つぶしに観てもらっていると・・・
北京の友人から白さんの携帯に電話が・・・。
私が替わって出ると、「満州里からの飛行機がキャンセルされた。満州里から北京へ飛ぶ飛行機は明日も明後日も無い。今ハイラルから飛ぶ飛行機を探している。とにかく、今日は白さんと一緒にハイラルへ戻ってくれ」とのこと。
何でも、上海に来た台風の影響で、機材繰りがつかない為とのこと。
もう、『えええええええええーーーーーーっ!!!』としか言いようがありません。
この状況で、私たちにとって最も大切なことは、無事日本へ帰国すること。出来ればチケットのある明後日(15日)に。
15日の北京→名古屋の飛行機に乗れなかったら、帰国がいつになるか分かったものではありません(だって行きも満席だったもの!)。
とにかく、ここでは友人の言葉に従うしかありません。
のんびりムードは一瞬にして吹っ飛びました。
何かあるといけないから、と、慌てて近くの中国銀行で1000元キャッシングしました(請求書によると、この時のキャッシングが何回かのクレジット払いと比べても一番良いレートでした。今回の旅行に備えて海外キャッシング枠を作っておいて良かった!)。
・・・とにかく、今日は、さよなら、北京の日系五つ星ホテルのバスタブ(>_<)
6 ハイラルへ戻る
草原の道路をハイラルへ向かっていると、友人から電話がありました。
14日のハイラル(午後5時50分発)→北京のチケットがとれたそうです。
但し、途中、白城という町を経由するので、北京到着は午後10時10分。南苑空港に降りるそうです。
南苑空港は数年前、ウルムチから北京へ帰ってきたときにも降りた空港です。空軍と共用で、北京首都国際空港に比べると、めっちゃ小さな空港だった記憶です。
14日は、北京観光しようと思って、帰国日を15日にしておいて良かった!!偉いぞ、私!!
「経由便ってことは、2回機内食が食べられるのかな?」と浮き浮きする私に、「何て前向きなんだ!」と白さん。
そこへ、北京の友人からWeChatが・・・。チケットがとれた飛行機は、「中国聯合航空、機内食なし」、と中国語で書いてありました・・・(-_-)
(中国語はほとんど分からないけれど、この『機内食なし』だけは何故か分かった)
それでも良いさ、無事に帰国できれば!さぁ、明日はハイラルで搭乗前に食料を調達しなければ!!
草原をひた走りながら、白さんがあの貝爾酒店に電話をして、2部屋予約してくれました。
・・・とにかく、今日は、さよなら、床の綺麗な北京の日系五つ星ホテル(>_<)
7 明日どうする?
白さんに聞かれました。草原へ連れて行っても良いよ、と。
いくら?と聞いたら「700元」だそうです。もはや、それが高いか安いかなんて、分かりません。
でも、一日ガイドしてくれるなら、ま、良いか。私が1000元キャッシングしていたのを白さん見ていたし。
白さんは雨が降るかも知れない、と言っていたので、雨が降っていなかったらお願い、と言っておきました。
貝爾酒店に着くと、チェックインカウンターのお姉さん達に、「どうしてまたハイラルへ戻ってきたの?」という顔をされました。
白さんから事情を聞いたら、気の毒そうにしてくれました(そういうところは悪いホテルじゃないのよね)。
この日は、土鍋のお店へ晩ご飯に連れて行ってもらって(3人で82元でした)、床(に落ちている髪の毛)は極力見ないようにして、早めに寝ました(テレビはやっぱりどうやっても見られませんでした)。