弁護士のひとりごと

2026/01/10 弁護士のひとりごと

ドイツ視察旅行ーもはや思い出~お天気・DB・ハンブルク人

10月25日から11月2日まで、ドイツ視察旅行に行ってきました。

名古屋から上海経由でフランクフルト空港に降り立ち、列車(ICE)でハンブルクへ。

ハンブルクで1日半調査を行ってから、列車(これまたICE)でミュンスターへ。ミュンスターで2日半調査を行いました。最後はミュンスターから列車(ICE)でフランクフルトへ。

そして上海経由で名古屋に戻りました。

 

ところで、出発前の情報として、ドイツ国鉄(DB)は恒常的に遅れる、と聞かされていた。

しかも遅れ方も数分などと生易しいものではなく、さらに下手をすると途中で止まってしまい、見知らぬ小さな駅で放り出されることもあるらしい。夜間の電車移動はしない方がよいらしい。

なんということ!学生時代にドイツへ行った際にはそのようなことは聞いたことがないのに。

インフラの老朽化とか人手不足とかいろいろ理由があるらしい。

出発前、インターネットでDBの運行状況を確認していたが、遅れる、遅れる。

なんでも、DBの定義では、定刻から5分以内に終着駅に到着すればその列車は定時運行だそうである。

…日本で定時運行といえば、各駅に1分の遅れもなく到着することをいうのではないか?

さらに、インターネット情報によると、到着する列車のプラットホームが何の前触れもなく突然変更されることもあるそうだ。ドイツ語が分からない外国人は要注意である。

…ドイツにはインバウンドで儲けようという気持ちがないことがよくわかる。

なお、こういったDBの態度に対処するには、DBのアプリをインストールし、電車を待っている際にはアプリで頻繁に運行状況を確認するのがよいらしい(ただしアプリはドイツ語もしくは英語だが)。

さて、フランクフルト空港に降り立ち、駅に向かう。

飛行機が遅れることを考慮して到着から2時間以上後の列車を予約していたが、生憎?飛行機は定時に到着したので、フランクフルト空港駅で暇をつぶす。

ドイツでは駅に改札がなく、プラットホームには自由に行ける。

そこで、一度プラットホームで列車が発着する様子を観察。

遅れている列車もあるし、ほぼ定時にやってきた列車もある。

そうこうするうちにまもなく列車がやってくる時間になった。

上階にあった掲示板でプラットホームを確認。よし、プラットホームに変更はない。

プラットホームで待っていたら、なんと、列車は定時にやってきた。

その後、途中駅では十数分遅れることはあったが、終着駅のハンブルクには4分遅れで到着した。

これは、DBの定義では定時運行である。

ハンブルクの街に出ると、天気は小雨だった。気温は低く寒い。

いや、雨は小雨なのだが・・それは生易しい小雨ではなかった。風が猛烈に強く、枯れ葉が目の前から飛んできた。

避けようもなく、枯れ葉の洗礼を顔に浴びてしまった(´;ω;`)

傘は役に立つはずもなく、濡れそぼりながらホテルへ向かう。

翌朝、ハンブルク弁護士会へ。この日も小雨

インタビューに応じてくれた弁護士先生があいさつをする。

「予定通り今日の天気は雨」

もう一人の弁護士先生も言う。

「みなさん、ハンブルクの後はミュンスターへ行かれるのですって?DBで行くのでしたら…ごめんなさい!!」

午後訪れたハンブルク高等裁判所の超真面目そうな裁判官が子の居所指定権についてインタビューに答える。

「…例えば、子供と一緒にハンブルクに住んでいるお母さんが男性と再婚してミュンヘンへ引っ越しをしたい場合。ハンブルクからミュンヘンまで、DBがちゃんと運行すれば8時間…」

調査後、遊覧船に招待してくれた弁護士事務所の代表があいさつをする。

「予定していたフィッシュバーガーには残念ながらご案内できませんでしたが、お天気は設定どおり(雨)。やったね(笑)」

一緒に遊覧船に乗っていた弁護士は言う。

「明日、DBでミュンスターへ行くんですって?うふふ…」

どうやら、お天気(雨)とDBをいじるのがハンブルク人のデフォルトのようである。

 

 

 

 

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