着物ふく

2018/04/10 着物ふく

苦渋の四月-大島紬

 

内外情勢調査会へ行ってきました。

 

今日(4月10日)は、銀座のママさんの講演です。

 

昨日までの数日間は寒かったのですが、今日は最高気温が20度を超える予想です。

 

いつまでも、どこででも、結城紬を着ていたい私ですが、最高気温が20度を超えると、さすがに結城紬は暑いです。25度を超えたら(結城縮みの)単衣を着てしまいますけれど。

 

それで、何を着よう?と思案しました。

 

第1の選択

 

結城縮みを着てしまう。

 

平の結城紬は暑いですが、縮みは風を通すので、幾分涼しい…ハズ。

 

でも、世間は春真っ盛りで花は色とりどり、草木も緑でカラフル。濃い~色の結城縮みは、もう季節に沿いません。

 

 

第2の選択

結城紬・平 百亀甲 毘沙門亀甲柄

 

平の結城紬の単衣を着てしまう。

 

さすがに4月上旬に単衣は早すぎる!

 

今の時期には単衣は少し頼りないですね。

 

 

 

第3の選択

 

 

大島紬を着る。

 

大島紬は少しひんやりしていて、つるりとした感触で、単衣を着る前の、少し暖かくなった頃(秋なら単衣は着られないけれどまだ暖かい頃)にぴったり。

 

でも、結城紬を着慣れた、ジミー(地味好き)な私にとって大島紬は少し華やかに感じるのです。

 

 

で、結局大島を着ました。結城派としては、苦渋の決断です(結城に未練たらたらです)。

 

この大島紬、絣が一元と絵絣になっていて、なかなか凝ったものなのですが、帯を選びます(なかなかのじゃじゃ馬)。

 

ピンクの京紅型の帯を銀座結びにしました。

 

今日一日中、大島紬を着ていますが、大島も結城同様軽くて着やすいです。

 

さすが、紬界の西の女王。侮れません。

© 小野田法律事務所