着物のキホン－鯨尺

鯨尺って？

着物の長さの単位です。

１尺は約３８センチ。１寸は約３．８センチ。　１分は約３．８ミリ。

一般の尺貫法とは大分長さが違います。

今は、着物好きでも鯨尺で言われると、長さが分からない、という方は多くいらっしゃいます。メートル法の方がわかりやすいのですね。

着物のリサイクル店でも身丈何センチとか、裄何センチとか、メートル法で記載されているか、メートル法と鯨尺を併記しているお店が多いです。

私は･･･というと、着物と名古屋帯は鯨尺で表現して貰った方がわかりやすいです。

特に裄とか、身幅は鯨尺の方が楽です。○○センチとか言われても、「それ、何尺何寸？」と聞き返すこともあります。

ところが、袋帯は･･･メートル法の方が楽なんです。アレ？？

袋帯は多くは４メートルを超える＝１丈（約３８０センチ）を超えてしまうのです。

したがって、名古屋帯や着物は「○尺○寸（○分）」といえば良いものを、袋帯だけは「１丈○尺○寸」となるのです。

単位が１つ大きくなると、途端に苦手。まぁ慣れの問題です。