弁護士のひとりごと

2023/09/12 弁護士のひとりごと

面会交流をさせたくない理由

非監護親と子どもを面会交流をさせたくないという監護親は、度々います。

弁護士さんにはなんとなく言い辛いけど、内心は嫌だな、という人を含めると、もっと多いと思います。

「何故嫌なの?」と聞くと、よく返ってくる回答が、「私は経済的に厳しいから子どもに贅沢させてあげられないのに、面会交流の時にあっちが色々物を買ってやったり、贅沢させてやったりすると、子どもがあっちに懐いちゃうんじゃないか、私の所よりあっちが良いと言い出すんじゃないか、って思うんです」

あ、正直な方ですね!

そうですね。よくある話ですね。私自身離婚したことはありませんが、舅姑が子どもにお金を遣って懐かせる→嫁の立場から見ると、腹が立ってしまったこと、経験ありますわ~。

離婚は家計を2つに割る行為であり、子どもを監護する親は往々にして経済的に厳しい状況になります。養育費を貰ったからといって完全解決にはなりませんね。

このようなお気持ちをお持ちの場合、例えば、非監護親から子どもへの過度のプレゼントは控えて貰う、誕生日とか、クリスマスとか、特別なときには監護親と相談の上、あげてもらっても良いけれど、毎回の面会交流では控えて貰う・・・なんてことも、調停条項に入れてもらったことがあります。

面会交流の場でのモヤモヤは弁護士に言っていただくと、少し楽な状況で面会交流できるようにすることもあります。

 

 

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